槍・穂高連峰縦走

 
 社会人になると夏休みなんて無いようなものですが,それでも今年は8月上旬に1週間いただきました。本当なら2年に一度のヨーロッパ旅行!のはずだったのですが,日程の都合&今ひとつ行きたいところが決まらなかったのでドロー。結局,北アルプス槍ヶ岳穂高連峰の縦走登山に行ってました。
 
 本来は夜行発3泊4日の予定でしたが,調子が良かったので夜行発2泊3日で行ってきました。早朝や午後に雨に降られたこともあり,天候は決して良くはなかったものの,日中の行動時間帯は基本的に晴れ又はガスだったこともあり,そこそこのコンディションでした。
 難所と言われる大キレットや涸沢槍の悪場,涸沢岳の登りなど,確かに足を踏み外したら100〜1000mくらい滑落しそうなので慎重にはなりましたが,基本的に足場はしっかりしているので然程難渋はしなかったです。むしろ面白かったなあ。(※穂高の夏山一般登山道の経験は15年程度あります)
 
 ただ技術力はそこそこあっても体力がないので,2日目終了時点で結構体力が消耗してしまいました。余力があったら奥穂〜西穂も行きたかったのですが(国内の一般登山道レベルでの最難関ルート),さすがにそれは止めました。
 再来年あたりにはアタックしたいですが。。。
 
 あと山行中に思ったのは,北アルプス南部なら携帯(FOMA)が通じるところが度々あるので(槍ヶ岳山頂付近,北穂高岳山頂付近,紀美子平付近(※穂高岳山荘はNG)),そこでimodeの天気予報&レーダーは見ておくべきってことです。
 実際の雲の様子を見るのは当然ですが,レーダーを見ればより遭難のリスクがなくなります。
 今回もレーダーで降雨・雷の予測が迅速に出来,登山中の行動に反映させることが出来ました。
 2日目の北穂高岳(12:45発)→穂高岳山荘(14:30着)間の行動にて,北穂高岳出発時点に見たi-modeのレーダーの予測から14:30頃から16:00頃までそこそこまとまった降雨の可能性があったので,ぽつぽつ雨が降り始めた時点(13:45頃)で平地を見つけて雨装備に変更しました。その後,雨足は強くなり,かつ岩稜地帯で着替えの出来る場所がなかったこともあり早めの雨装備への変更の判断は正解でした。
 
 さて,今年は北アルプスの縦走を満喫したので,来年こそはヨーロッパに行きたいな!
 スイス,ドイツ,フランス,スペイン,ギリシャ・・・
 そろそろ来夏の予定を考えるか・・・
  
・コースタイム(健脚です)
1日目:上高地(06:30)〜槍沢ロッジ(10:20)〜天狗原分岐(12:50)〜ヒュッテ大槍(14:30)(泊)
2日目:ヒュッテ大槍(06:15)〜槍ヶ岳(07:25)〜南岳小屋(10:00)〜A沢のコル(11:25)〜北穂高岳(12:45)〜穂高岳山荘(14:30)(泊)
3日目:穂高岳山荘(04:35)〜奥穂高岳(05:30)〜前穂高岳(07:20)〜岳沢ヒュッテ跡(09:35)〜上高地(10:55)