連絡線

　
　現在の設定では中原本線と宮ヶ瀬線とは線路が繋がってません。これは元々他社線であったこと，交差する神保原駅がＴ字型に交差しており，なおかつ高度差があることなどに拠ります。また後に中原駅でも交差してますが，同様な理由（特に地形的な理由）で接続線を設けていません。
　一方で，1977年に中原本線の工場が廃止されたことから，同線の車両の全検，重検では国鉄横浜線の中原〜淵野辺間を経由して列車の回送を行っています。しかし，近距離とは言え，他者線を頻繁に運転するのもどうかと思い，現在の設定を変更し，連絡線を設けることとを検討しています。　
　
　条件としては遅くても1977年には連絡線を完成していたいので，この時点で中原駅での接続はなくなります（宮ヶ瀬線の中原開業は1992年）。となると神保原駅付近（宮ヶ瀬線東多摩駅構内〜中原本線神保原車庫（神保原駅の西側0.9km地点））に1.3kmの高架式の連絡線を設けることになりますが，↑な理由や，当時でもある程度市街地化している地区なので，宮ヶ瀬線本線と同時に行うとはいえ，用地買収に労力を要することになります。
　市街地を避ける方法もありますが，地形の都合上，ほぼ全線が山岳トンネルとなり，距離も2.1kmになってしまいます。
　また別案として比較的近距離な宮ヶ瀬線の天上駅構内から中原本線の坂浜駅構内まで連絡線を通す方法も検討してます。沿線に民家はないので用地買収が比較的容易ですし，天上車庫に直接接続されること，品川方面〜天上以西の直通列車の運行が可能なことといったメリットがありますが，やはり地形の都合から1.6kmの山岳トンネルを含み，距離も2.4kmとなります。
　
　おそらく建設費が安いのは神保原接続線（高架式），次が天上〜坂浜連絡線となるでしょう。しかし何かと便利な天上〜坂浜連絡線も捨てられず・・・。
　なんとなく高いけど便利な天上〜坂浜連絡線にしたいなあ・・・。