種別体系

 中原急行の種別体系は,「急行」と「各停」を基調に作られている,というより有高の郊外路線のダイヤにおいては主要駅に停車する「急行」と「各停」が1:1で運転されるのが基本です。何故基本かと言えば,作りやすい&わかりやすいからです。
 あとはこれを補佐する列車として途中から各停になる「準急」がありますが,平均輸送距離が伸びるに従い急行に格上げされるのが常で,現在の中原急行では既に廃止されています。
 
 ところで輸送量が多くなると急行と各停の比率が1:1では非効率になるので2:1とし,上位優等列車を設定することがありますが,中原急行ではこの上位優等列車を「高速急行」と呼びます。
 世間一般では上位優等列車は「特急」「快速急行」と呼ばれることが多いみたいで,他の架鉄でも快速急行を使うことが多いみたいです。
 実際,中原急行でも昔(といっても4年前くらい前)は「快速急行」と呼んでました。それがいつの間にか「高速急行」という,他では聞いたことも見たこともない種別に変わってしまいました。
 変わった理由は正直覚えてません。もしかしたら理由なんてないのかもしれません。ただ「快速急行」という名前に飽きただけかもしれません。
 ちなみに有高は「特急」は特別急行料金が必要な列車にしか設定しないという暗黙の了解があるため,無料の優等列車にはつけられません。
 
 この「高速急行」という種別,多くの場合,遠近分離を企図して作られます。もともと「急行」自体も遠近分離を企図してますが,それよりも近距離・中距離区間の停車駅を減らしたい時が出てきます。その時にこの上位優等列車が作られます。
 現在の中原急行では宮ヶ瀬線のみ「高速急行」が作られてますが,これも遠近分離を企図したものです。
 
 

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ちなみに有高が郊外通勤路線を作る場合,たいていは↓のような考え方で種別が作られてます。参考までに。。。
 
特急 特別急行料金が必要な列車
 
急行 一般優等列車。ダイヤ上で主軸になる種別。全体的に停車駅を絞り込む傾向がある。停車駅を増やしたい場合は快速が設けられることが多い。
準急 途中から各停になる列車。区間急行的な性格なことが多い。
 
高速急行  急行の上位列車。遠近分離輸送に用いられることが多い。
快速 優等列車の停車駅を増やしたいが急行の停車駅を増やしたくない時に設定されることが多い。準急が区間急行的なことが多いのに対し,快速は急行+αの停車駅で設定されることが多い。急行の停車駅が絞り込まれる特徴の産物である。なお,優等運転区間については急行との間に差別は設けないのが通常である。
 
特別快速 快速が途中から各停になる場合,さらに先まで優等運転するときに設けられる。快速の上位列車ではなく快速の中で優等運転距離が長い列車という意味であることが多い。
区間快速 途中から各停になる快速。
区間急行 途中から各停になる急行。

各停  通勤区間で各駅に停車する列車
普通  中電区間やローカル区間で各駅に停車する列車。
 
 
これら↑の種別をグループとしてまとめると以下のようになります。
・特急  あくまでも別格の有料列車
 
・高速急行  急行より停車駅が少ない
 
・急行
区間急行
・準急     普通はこの3つで停車駅の差異はあまりない。どこから各停になるかの違いだけのことが多い。
 
・特別快速  普通はこの3つで停車駅の差異はない。どこから各停になるかの違いだけのことが多い。
・快速     急行とは停車駅が異なる。通常は快速の方が停車駅が多い。しかし優等運転区間に急行との差別関係はない。
区間快速  
 
 
 
余談ですが,急行と快速の違いは停車駅の違いなので,↓のように優等運転区間で逆転するケースすらあります。
 
急行 ●−−−−−−−−−−●−−−−●−−●−−−●●●●●●●●●
快速 ●−−−●−−−●−−●●−−−●−−●−−−●−−−●−−−●
 
おしまい。