定時運行

 
 ↑にリンクしますが,当然,中原急行でも余裕時間はとっています。現状では,2〜5駅間のブロックを作り,各ブロック毎にそのブロックの定量の余裕時間を配分,補助的に主要駅付近でさらに定量の余裕時間を配分という方法に拠ります。また,新宿駅などの折返し駅や高坂駅などの分岐駅,水郷田名以遠の単線区間の直前などの複数の列車が錯綜し,一度ダイヤが乱れると他の列車にも波及する可能性の高い箇所でも余裕時間を加味します。
 本来であればダイヤ毎に信号現示を考慮し,遅れやすい部分に余裕時間を配分する方が良いのでしょうが,現状では信号現示の詳細な設定は一部しかしていないのでこれをすることは出来ません。
 また,経験的な手法(実際の状況への対処)も架空なので出来ません。
 それゆえ今の余裕時間配分法が適切なのか判断できないという状況です。これは定時に走ることが出来るという基本の確認が出来ないという結構致命的な問題点ですが,やりようがないので仕方ない状況です。
 もっとも遅延が生じた場合の吸収の仕方は余裕時間の食いつぶしだけではありません。折返し時間の適切な配置,列車運用の単純化,ダイヤの単純化・規格化,郡単位での列車運用(12本の列車があったらこれを4本で1つの郡にしてこれを一塊に運用),列車間の平面交差の削減・・・。これらは全て定時運行対策(遅延時の回復力)にあたります。
 現行ダイヤでも色々これらを採用してますが,中途半端な部分もあるので,次回ダイヤ改正ではより正常運行対策を実施したいところです。